大阪の味を都内に持ち込んだ開業の経緯
大阪で口にした鶏焼肉の味が忘れられず、同じ味わいを都内でも楽しめる場所を作りたいという思いから金町店は始まった。学芸大学に本部を構える鶏焼肉専門店との縁でフランチャイズとして参加し、本部仕込みのにんにくダレと鶏料理をそのまま提供している。牛や豚は扱わず、鶏に絞ったメニューのみで営業する方針を貫いている点も本部の考え方を継いだものだ。居酒屋感覚で気軽に立ち寄れる店を目指すという方向性は、開業当初から変わっていない。
2025年11月にオープンし、東京では学芸大学に続く2店舗目という位置づけになる。開業してからの期間は長くないが、食べログやホットペッパーグルメには多数の口コミがすでに投稿されている。大阪本店は焼き鳥予約ランキングで上位に入った実績を持ち、その仕込みが金町店にも受け継がれている形だ。新しい店ながら、味の土台には本部で培われた蓄積があるといえる部分だろう。
産地にこだわった鶏肉の仕入れ
鶏肉は奈良県産の大和肉鶏や鳥取県大山のブランド鶏、大山がいなどりなど産地を定めて仕入れている。もも肉やぼんじり、ソリレスといった希少部位まで扱っており、部位ごとに異なる食感や旨味を単品で試せる構成だ。焼き台と鍋が一体になった器を使うことで、焼いた脂を出汁に生かす調理法を採用している点も特徴のひとつになる。牛や豚を置かない分、鶏の部位数と調理の幅で品揃えを厚くしている。
「ももたたき大和肉鶏」は黒板でおすすめとして紹介されることが多く、弾力のある食感と噛むほどに広がる旨味を評価する口コミが目立つ。値段は1,408円で、単品としては高めだが注文する客は一定数いるようだ。希少部位を扱う店は少ないため、部位を目当てに訪れる利用者もいると考えられる。仕入れの産地を明示している点は、鶏専門店としての姿勢の表れでもある。
一人利用から大人数の宴会まで対応する幅
1階のカウンター席は7席で、一人での夕食や仕事帰りの一杯にも利用しやすい。2階フロアは16名以上からの貸切に対応しており、忘年会や新年会、歓送迎会といった宴会にも使える。予約なしでも空席があれば案内しているため、当日の予定に合わせて立ち寄ることもできる。全席喫煙可という条件も、居酒屋利用が多い客層には合っている。
正直なところ、鍋と鉄板が一体化した器の発想には驚かされた。焼いた肉汁が下の出汁に落ちる仕組みは、他の鶏焼肉店ではあまり見かけない作りだ。〆にラーメンや雑炊を選ぶ客が多いのも、この仕組みがあってこそだろう。一人でも大人数でも同じ調理スタイルを楽しめる点は、席数の幅とあわせて店の間口を広げている。
電話とWeb、二つの窓口で受け付ける予約
予約は電話番号03-5672-9299のほか、ホットペッパーグルメや食べログのページからも受け付けている。定休日を設けていないため、平日・週末を問わず問い合わせが可能だ。よくある質問のページでは、貸切の可否や一人利用、宴会利用、喫煙についての回答をまとめて案内している。来店前に気になる点を電話やフォームから確認できる体制になっている。


