柏駅南口徒歩5分、昼12時から開いている飲み屋のリアル
齋藤商店は正午から23時まで通し営業している。休日の昼下がりにふらっと立ち寄って一杯やる、そんな使い方をしている常連が少なくない。柏駅南口から歩いて約5分という距離感も手伝って、買い物途中や待ち合わせまでの時間つぶしに「とりあえず齋藤商店で」という流れが定着しつつある。手作り餃子や特製の唐揚げといった軽めのつまみから入れるので、昼飲み初心者でも構えずに済む。
個人的には、明るい時間帯にカウンターで飲むビールの開放感がかなり印象的だった。夜とはまるで空気が違い、肩の力が自然と抜けていく感覚がある。一人客がカウンターでさっと飲んで帰る姿もよく見かけるらしく、「食堂みたいに気楽に使える」という声が目立つ。ポテトフライやピザなど軽食メニューも揃っているため、飲まずに食事だけで利用する人もいる。
イタリアン出身の店主が仕掛ける和洋中クロスオーバー
メニュー表を眺めると、担々麺の隣に石焼きパルミジャーノリゾットが並んでいる。この振り幅の正体は、長年イタリアン畑で経験を積んだ店主の引き出しにある。花椒とラー油を効かせた麻辣担々麺、汁なしまぜ担々麺はランチ帯から注文が集中する人気メニューで、ゴマのコクと痺れのバランスに定評がある。本格ピザや創作イタリアンも同じ厨房から出てくるのだから、ジャンルの枠を気にしても仕方がない。
宴会コースの目玉として据えられているのが特製白胡麻坦々鍋で、冬場は指名買いする幹事が多いと聞く。豚丼やボリュームのある唐揚げ定食など、しっかり食べたい日に応える定番も健在。飲み放題付きコースにもこの厨房の技術がそのまま反映されており、「コース料理の質が値段に見合わないほど高い」という口コミがネット上にいくつも残っている。
飲み放題2,750円から、お通し代ゼロという価格設計
クーポン利用で2時間飲み放題が2,750円、3時間コースでも3,300円からという設定は、柏駅周辺の居酒屋と比較してもかなり攻めた価格帯に映る。お通し代が無料という点も見逃せない。平日限定の激得コースや女子会向けイタリアンコース、忘新年会シーズンの坦々鍋コースなど、用途別にプランが細かく分かれている。時間無制限の飲み放題プランまで存在するのだから、長居したい宴会幹事には心強い。
〆のラーメンまでコースに組み込んだプランは、利用客の要望から生まれたものだという。人数や予算に応じた内容の相談にも応じてくれるため、「コースの融通が利くので毎回ここにしている」と感じる幹事層が一定数いるようだ。料金を抑えながら料理の手を抜かないという姿勢が、リピーターの多さに直結している。
50席・地下貸切・大型モニター付きの守備範囲
店内の総席数は50席。カウンター、テーブル、個室と席種が分かれていて、一人飲みから30名規模の宴会まで同じ店で収まる。地下フロアには10名から30名対応の貸切スペースがあり、大型TVモニターを備えているためスポーツ観戦やカラオケにも使える。歓送迎会、打ち上げ、二次会など用途を選ばず、予約時に相談すればレイアウトの調整も受け付けてくれる。
全席喫煙可という運営方針をとっており、愛煙家にとっては「気兼ねなく吸える店が減っているなかで貴重」という声も聞こえてくる。木の質感を活かした個室席は落ち着いた雰囲気で、少人数の飲み会にちょうどいいサイズ感。事前の問い合わせや席の希望にも柔軟に対応しているため、初めて利用する場合でも電話一本で段取りがつく。


