二人で守る、姫路・魚町の小さな割烹
毎日独自のルートで仕入れる海の恵みを、長年培った職人の技で調理して出す。神山が姿勢として掲げているのはこの一点だ。夫婦で力を合わせて営む店で、一人ひとりの好みに合わせた味付けや調理の変更にも応じてくれる。格式張った空間ではなく、心からくつろげる環境を姫路に整えたという言葉どおり、店内には気負いのない空気が流れていた。
器と空間まで含めた、ひとときの設計
料理そのものだけでなく、器や空間づくりにも心を配っている。カウンターが10席、お座敷は6席と4席の構えで、7名以上なら部屋の貸切にも対応する。家族の団らんから友人との語らいまで、場面を選ばず使えるのが強みだ。落ち着いた店内で会話を楽しみながら、思い思いに過ごしてほしいという思いが伝わってくる。正直なところ、こういう肩の力が抜けた和食店は姫路でも貴重だと取材しながら感じた。
播磨灘の鮮魚を軸にした品書き
播磨灘から届く新鮮な魚介を厳選し、素材の魅力を活かして仕上げている。時期ならではの魚を取り入れ、食感や香り、旨味を存分に味わえるよう調理するのが神山の流儀だ。素材ごとの個性を見極めながら手を入れるため、一皿ごとに表情が異なる。海の恵みを感じながら食の時間を過ごせる。
記念日にも日常にも寄り添う使い方
誕生日や結婚記念日といった節目には、特別な献立の相談にも乗ってくれる。事前に苦手な食材を伝えておけば、季節の味覚を取り入れたメニューを柔軟に組み立ててもらえる。お酒はビールや日本酒を用意し、料理との相性を考えて案内してくれる。支払いはクレジットや電子マネー、交通系カードも使える。予約時に人数や希望を伝えておくと、その日の時間がより過ごしやすくなるはずだ。


