調味料づくりが出発点だった店
飲食店の多くは看板料理から発想するが、京都ぽん酢寺 深草店は順序が逆だ。まず柚子を使ったオリジナルぽん酢があり、それに合う料理として焼飯が生まれた。この焼飯は酸味を立てず、柚子の香りとさっぱりした後味でまとめてあり、来店時にまず薦める一皿になっている。使っているぽん酢は「Mashiketta」の名で商品化され、店頭のほかオンラインでも購入できる。
メニューの幅と価格の目安
麺のベースは醤油で、非常にあっさりとした味わい。朝や二日酔いの日でも食べられるという食べやすさが持ち味だ。ここに旨辛らーめん、まぜそば、カレーらーめんが加わり、軽い一杯から濃厚な一杯まで選べる構成になっている。
まぜそばは並で税込1,100円、旨辛らーめんは税込1,200円、カレーらーめんは税込1,400円。いずれも小サイズがあり、少なめに食べたい人や子どもと分けたい人にも合う。全品テイクアウト可のため、店内14席が埋まる時間でも持ち帰りで対応できる。
藤森駅ちかく、昼夜で顔が変わる立地
店は伏見区深草野田町にあり、藤森駅から徒歩7分ほど。カウンターを含む14席の小規模な店で、子ども連れの来店も受け入れている。ランチは11:30〜15:00、ディナーは18:00〜21:00という時間割だ。
営業時間の外では「韓国無人ラーメン マシケッタ」が動き出す。好みの袋麺を選んで自動調理機にかけ、卵・ネギ・チーズなどを自分で加えて仕上げる、韓国発の無人スタイルを取り入れた営業だ。ぽん酢寺が休みの不定休の日も、この無人ラーメンだけは24時間営業を続けている。伏見にいながら韓国の袋麺文化にふれられる点が、この店をただのラーメン屋と一線を画すものにしている。


