the bar Louise Francoise ~ザ バー ルイズ フランソワーズ~|静寂に包まれた渋谷の大人空間

渋谷の喧噪から一歩離れたバーカウンターで

「お酒を楽しむことをもっと身近に」という考えのもと、the bar Louise Francoise ~ザ バー ルイズ フランソワーズ~は渋谷で営業を続けている。管理職として日々緊張を強いられる人も、育児の合間にようやく時間をつくれた人も、肩書きを外してカウンターに座れる場所を目指しているという。マスター自身がアニメ好きで、関連メニューも用意されているが、店内の雰囲気はあくまで落ち着いたオーセンティックバーそのもの。押しつけがましさがないから、初めての人でも構えずに入れる空気がある。

一枚板の無垢材カウンターは手に触れるとその厚みがわかるほどで、正直このカウンター越しにマスターと話す時間だけでも来る価値があると感じた。木のテーブル席も用意されており、少人数での二次会や趣味仲間の集まりには貸し切り対応も受け付けている。やわらかな照明とアンティークの音響設備から流れる音楽が、渋谷の街中にいることを忘れさせる。席についた瞬間から空気が切り替わるという声が目立つ。

スタンダードから季節のフルーツカクテルまで

ジントニック、ソルティドッグ、マティーニといったスタンダードカクテルはひと通り揃っている。ただし同じジントニックでも、その日の体調や飲み慣れ具合をカウンター越しの会話から汲み取り、微妙にバランスを変えて出してくれる。好みを伝えればオーダーメイドで一杯を仕立ててもらえるため、メニュー表にない「自分だけのカクテル」に出会える夜もある。バー初心者にもお酒好きにも間口が広い構成になっている。

季節によってはベトナム産マンゴーや国産いちごなど、旬のフルーツを丸ごと使ったオリジナルクラフトカクテルが登場する。フルーツ本来の甘みを軸に飲みやすく仕上げており、時期ごとにラインナップが入れ替わるため、訪れるたびにメニューの顔ぶれが違う。注がれる器はバカラやラリックといったアンティークグラスで、同じものが二つとない一点もの。グラスの表情まで含めて一杯を楽しむ人が多いようだ。

40年超のオールドボトルが並ぶ棚

ボトリングから40年〜50年以上を経た蒸留酒、いわゆるオールドボトルのコレクションがこの店の奥行きをつくっている。現行品と同じ銘柄でも、熟成年数の違いで香りの広がり方やコクがまるで別物になる。その差異を飲み比べる楽しみ方は、ウイスキーやブランデーに親しんできた人ほどはまるらしい。経験を積んだバーテンダーが個々のボトルの個性を見極め、好みに合わせた一杯へ仕上げていく。

「同じ銘柄なのにこんなに違うのか」と驚いたという常連客の話を、カウンターで耳にした。オールドボトルをカクテルベースに使う提案もしてくれるため、ストレートやロック以外のアプローチでも熟成の深みに触れられる。希少なボトルは入荷のタイミングが読めないものもあり、出会えるかどうかはその日次第。棚に並ぶラベルを眺めながらマスターに相談する時間そのものが、この店ならではの過ごし方になっている。

ひと皿の食事がグラスの余韻を引き延ばす

ドリンクとの相性を計算して選ばれたフードメニューも用意されている。甘みのある焼き菓子、塩気の効いたおつまみなど、カクテルやウイスキーの香りや余韻に寄り添うペアリングをマスターが提案してくれる。なかでも国産A5和牛を100%使った牛丼は、肉の旨みとタレの味わいにこだわった一品。遅めの夕食代わりに頼む人もいれば、〆の一杯に合わせて注文する人もいる。

「バーで牛丼?」と思うかもしれないが、柔らかな肉質と計算されたタレのバランスは、しっかり食事としても成立するクオリティだと感じる利用者も多い。ドリンクだけで過ごす夜も、食事込みで腰を据える夜も、どちらの使い方にも応じてくれる懐の深さがある。フードの選択肢があることで、二軒目ではなく一軒目としてこの店を選ぶ理由ができる。深夜帯まで営業しているため、仕事終わりが遅い日にもふらりと立ち寄れる。

渋谷 オーセンティックバー

ビジネス名
the bar Louise Francoise ~ザ バー ルイズ フランソワーズ~
住所
〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1丁目19−6
道玄坂Okビル 3F
アクセス
渋谷駅のマークシティ4階出口から歩いて約5分
TEL
090-9777-6809
FAX
営業時間
平日18:00~ / 土日祝16:00~
最終入店23:30 (ラストオーダーなし)
定休日
不定休 (SNSやGoogleで事前告知)
URL
https://thebarlouisefrancoise.com